What's new
Bridge++ version 2.0.2 を 2024年2月10日にリリースしました。
Introduction
Bridge++は、QCD (Quantum Chromodynamics) を含む格子ゲージ理論のシミュレーションのためのコードセットです。 オブジェクト指向デザインに従い、C++言語で記述されています。
Bridge++の開発は2009年10月15日にスタートし、 2012年7月24日に version 1.0 として公開いたしました。 その後も機能の拡充や改良を続けています。
Material
コードのダウンロード
Bridge++コードの最新版は、以下のページからダウンロードできます。
コードから自動生成されるdoxygenドキュメントもこちらにあります。
マニュアルなど
ロゴ
利用条件
格子QCD共通コードBridge++の利用に関しては以下のことに注意をしてください。
著作権
格子QCD共通コードBridge++は、GNU GPLに基づくオープンソースソフトウェアです。
Bridge++に含まれるGPLで保護されたソースコードは、自由に改変、頒布することが可能です。ただし、改変したソフトを第三者に配布等する場合は、GNU GPLであることが求められます。GNU GPLについては、以下のページをご覧ください。
免責事項
- Bridge++を利用した事によるいかなる損害も我々(格子QCD共通コード開発チーム)は一切の責任を負いません。自己の責任の上で使用して下さい。
Acknowledgement
- Bridge++を利用し、その結果を論文にする際にはacknowledgeをお願いします。
(例) This work is in part based on Bridge++ code (http://bridge.kek.jp/Lattice-code/). - 以下の論文を引用して下さい。
S. Ueda et al., Development of an object oriented lattice QCD code 'Bridge++', J.Phys.Conf.Ser. 523 (2014) 012046, DOI: 10.1088/1742-6596/523/1/012046
[INSPIRE]
バグレポート
バグは見つけ次第修正していますが、残っている可能性があります。 バグを見つけた場合は下記の連絡先まで連絡をお願いいたします。
連絡先
格子QCDコード Bridge++ 開発チーム: bridge-code@ml.post.kek.jp
Bridge++とは?
開発ポリシー
様々な格子作用やアルゴリズムを適用可能で、ノートPCから超並列計算機まで幅広いアーキテクチャに対応し、最先端の研究に必要なパフォーマンスを実現でき、なおかつ使い易いものを目指しています。また、開発に参加していただける方は経験問わず歓迎します。興味のある方はお気軽にご参加下さい。
開発の経緯
平成20年度科研費 新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」(領域代表:青木慎也)において格子QCDの共通コードの必要性が議論され、2009年10月15日筑波大で1回目のフリーディスカッションにて開発が開始されました。それ以降、勉強会などを重ねながら、設計、開発を続けています。
支援
以下の組織・補助金から支援を受けています。
- 平成20年度科研費 新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」
- HPCI戦略プログラム 分野5「物質と宇宙の起源と構造」
- ポスト「京」重点課題9 「宇宙の基本法則と進化の解明」
- 富岳成果創出加速プログラム「シミュレーションで探る基礎科学:素粒子の基本法則から元素の生成まで」
- 計算基礎科学連携拠点 (JICFuS)
- KEK大型シミュレーションプログラム
- KEK素粒子原子核宇宙シミュレーションプログラム
- 筑波大学計算科学研究センター 学際共同利用プログラム
- KEK計算科学センター
- 大阪大学核物理研究センター
- 京都大学基礎物理学研究所
- 日本学術振興会 科学研究費補助金 (25400284, 15K05068, 16K05340, 16H03988, 20K03961)