最終更新日: 2009年 1月 6日
研究会「爆発的元素合成での水素燃焼とνpプロセス、rプロセスとの競合」
のご案内
平成20年12月19日
以下の通り研究会を開催しますのでご案内いたします。
皆様の参加をお待ちしております。
開催日時 : 2009年2月19日(木) 〜 20日(金)
開催場所 : 理化学研究所 仁科記念棟 仁科ホール
内容:
宇宙核物理における最近のホットトピックスの一つは、高温の水素の
燃焼過程です。本研究会では、集中的にこの過程の問題を議論し、
実験・理論の課題を明らかにすることを目指します。
近年の観測・理論から、この過程の研究の重要性が再認識されつつあります。
同過程が重要になると考えられている、初期世代星においては、
特徴的な元素分布が観測されており、それを手掛かりとして、
第一世代星に迫るような研究が可能となってきました。
最近、陽子過剰なニュートリノ加熱物質流における新しい元素合成過程
「νpプロセス」が発見されました。このνpプロセスの研究からは、
重力崩壊型の超新星爆発初期において、水素燃焼過程が支配的となることが
指摘されています。本研究会では、水素燃焼過程を引き起こすνpプロセスや、
これに引き続くrプロセスについても議論し、総合的検討を行います。
また、水素燃焼過程のp核の生成などとのかかわりも検討します。
この研究会は、東京大学CNS主催、理化学研究所、国立天文台共催であり、
宇宙核物理連絡会議(http://www.phys.konan-u.ac.jp/Ukakuren/index.html)
の活動の一環でもあります。
理化学研究所研究会費、新学術領域・素核宇宙融合「クォーク力学・
原子核構造に基づく爆発的天体現象と元素合成」
の援助を受けて開催されます。
ご興味のある方の参加を歓迎します。
講演希望、参加希望の方は、世話人までお知らせください。
世話人:
久保野茂(東大CNS)、梶野敏貴(天文台)、
西村俊二(理研)※、 山口英斉(東大CNS)※、吉田敬(天文台、天文)※、
寺西高(九大)、 岩佐直仁(東北大)、和南城伸也(東大、IPMU)、
前田啓一(東大、IPMU)、石山博恒(KEK)
[※は幹事]
参加ご希望の方は下の書式に記入し、
h_burning09@cns.s.u-tokyo.ac.jp
までご送付下さい。
宜しくお願いいたします。
参加申し込み締め切りは 2009年1月26日(月)です。
会場へのアクセス等の情報は、以下のページをご参照下さい。
http://www.cns.s.u-tokyo.ac.jp/h_burning09
-----参加申込書------
氏名 :
所属 :
身分 :
電話 :
e-mail :
理研内身分・所属(お持ちの方のみ):
講演希望: 有 無
講演タイトル :
(発表はなるべく英語でお願い致します。)
旅費支給の希望 : 有 無
懇親会 : 出席 欠席
(懇親会出席者から一人3,000円の会費を頂く予定です。)